2015-12-28
昨日はイオンの洛南に行ってきた。このところ、毎日どこかのイオンに行っているようだ。理由は、外は寒いので、寺社などへ行くのはおっくうである。また、駐車料金がかからないという点もある。本屋に行ったりすると自分は結構な時間をつぶすことができるし、家内はウインドウゥショッピングができるという点である。
この数日で、商品の飾り付けはクリスマス一色から正月へと様変わりした。私がクリスマス最後の日、12月25日にイオンに行った時は、午後の5時ぐらいから、クリスマス用の商品の片付けを始めて、その直後に、正月用品を並べ始めていた。
デパートには、年間のスケジュール表があるのだろう。1月になったら、成人の日、2月はバレンタインデー、3月はひな祭りなどと1年中を通しててなにかのイベントをしている。毎日がお祭りであるようにしている。これはもちろん、顧客の購買意識を高めるためである。とにかく、イオンショッピングモールの中は華やかだ。これで財布の中が一杯ならばもっといいのだが。
私は時々考える。人間が善行を積めば天国に行けるそうだ。おそらく天国とは、イオンみたいなところではないだろうか。華やかで、人々の購買意識をそそるような商品がずらっと並んでいる。そして、神様が毎朝、人間どもを整列させて、生前の善行の度合いに応じて、お金を支給する。非常に徳の高かった人は、毎朝30万円ほど支給される。一般の人は2,3万円ほどである。
毎日30万円も使うことができればこれは最大の幸福を味わうことができる。2,3万円ほどでもそこそこの幸せを感じることはできる。
おこないが悪かった人は罰として、毎朝500円しか支給されない。財布の中に500円しかない状態で、イオンに行くのは地獄の苦しみを味わうことになる。これも欲しい、あれも欲しいと思いながら、500円では買えるものはほとんどない。神様はこんな風にして、人々の生前のおこないに対して、報いるのではと思う。
などと、おかしなことを考えながら歩き回る。たくさんの人だ。日本にはこんなにたくさんの人がいたのだ。
