8月28日から30日にかけてJACETの第63回国際大会が開かれた。しかし、これは台風10号の接近により大変なことになってしまった。超大型の台風が九州に接近して、29日ぐらいから新幹線が止まり始めて、遠路からきた参加者達は帰りの便が心配になりはじめた。早々に引き上げた人もいたようだ。

この日は、研究仲間のTさんと久しぶりに旧交を温めようとの話しがでていたが、Tさんは中国地方出身のために参加を断念した。これは残念なことであったが、またの機会に会おうという約束をしたのだ。

会場の愛知大学は名古屋駅からも近くて、あおなみ線のささしまライブ駅からは、歩行者用のデッキがついていて、キャンパスに入るのは非常に便利であった。愛知大学の建物はあたらしくて、最新鋭の機材がそろっているようで圧倒された。さて、私たちのグループはポスター発表であり、「多文化共生力を育成する大学英語教育」というタイトルであった。講義棟の5階の廊下に掲示となった。台風のせいで、閲覧する人も少なかった。ポスター発表の原稿を作成した人々は、それぞれ気合いを入れて、グループならば、何回もディスカッションを重ねており、その思い入れも深かったのだが、自然には勝てないということだ。

ところで、愛知大学のこのあたりは近未来都市を想起させる。近代的な高い建物がかさなり、空中歩道がつながり、こんな近代設備の中で勉強できたら学生の力もつくことだろうと推察できた。私も若者で、こんな恵まれた環境で勉強したかったなと思ったのだ。