2023-12-24
王様のブランチという番組がある。King’s Brunchという英語のタイトルが画面に記されている。私はあまりブランチという言葉を使ったことがない。英語の本を読んでいても、この単語を見かけたことがなかった。自分にはあまりは馴染みのない単語であった。ただ、朝食 breakfast と昼飯 lunch を足して作られた造語であることは知っていた。
ブランチというカタカナ語でしか知らなかったので、ブ+ランチと分ける考えて、b + lunch と分けていたので、スペルはてっきり blunch だと思っていた。ところが、画面では brunch だと表記されていた。
慌てて辞書で調べると、確かに brunch のスペルが正しい。母語話者は l – r の区分けが容易である。私は l – r の聞き分けには苦労する。ただ、音声学の若干の知識はあるので、発話するときは、正しく発音できると思う。
もしも私が We are hungry. Let’s eat blunch. などと言ったら、聞き手は「あれ?」と不思議に思うかもしれない。あるいは、私が brunch と発音しても、聞き手は branch (枝)を食べるのか、と怪訝に思うかもしれない。ただ、日本に来る英語話者の多くは日本人が l – r を混合することを知っているので、ちゃんと私の提案に賛同してくれるのではとも思う。