診断的評価・形成的評価・総括的評価
診断的評価
:学習者の知識・技能のレベルや問題点を把握し、指導計画に生かすために行う評価である。人学時や、学年、学期の初めに行うことが多い。プレースメントテストなどがこれに該当する。英語の成績によってクラス分けを行うのである。
形成的評価
:指導の過程で学習者の理解度や達成度、学習上の問題点を把握するために行う評価である。小テストやワークシートのチェック、生徒の活動状況の観察などが含まれる。これらの得られた情報をもとに、教員側は日々の授業の振り返りや児童・生徒へのフィードバックを行う。
総括的評価
:一定期間の指導の後に学習者の学習の達成度を把握するための評価である。中間テストや期末テストがこれに当たる。学習者は自分の学習の結果を知り、教師は次の授業へ改善するための手がかりを得る。総括的評価と形成的評価も似たような性格があり、形成的評価を積み重ねて総括的評価を行う場合もあり、総括的評価もテストなどを再提出させることで形成的評価的要素を含むことができる。
プログラム評価
:テストの結果をもとにカリキュラムの効果、指導効果などを調べることができる。これは上記3つの評価とはやや異なる評価である。