リサーチの方法(授業配布資料)この資料で勉強についての心構えを説明する。


日常生活もリサーチの連続である。ちょっとしたこともリサーチである。

課題1「リンゴを買う」

リンゴを買おうとする。その時に様々な要素を考える。
値段、新鮮かどうか、美味しいかどうか、運びやすいか、腐っていないか。近くのスーパーか、他の買い物をする関係も考える。自分にとって一番重要な要素は何か。
キーワード検索をする。「リンゴ、最安値、美味しい、激安、安全、無農薬」などで検索すると色々と出てくる。通信販売で購入がいいとも考えてしまう。手段は、百科事典、辞書、Web検索(Google検索、キーワードを入れる)、口コミ、友達から聞いた話は残しておく。手帳も大丈夫だ。でも、スマホで入れると後から取り出すのが簡単そうだ。
常に目と耳を開けておく。スマホ、面白そうな写真を撮影、口頭で吹き込んでおく。スクリーンショットで保存しておく。紙の断片でも良い。自分は領収書の裏に書き込む。
手順を記録に残しておくと次のリサーチに役に立つ。「バナナを買う」「自転車を買う」時にも、その方法は役に立つ。

課題2「時給1000円以上のアルバイトを見つける」

どんな要素が関係するか。安全か、勤務時間はどうか、シフトはどうなっているか、人間関係はどうか。自分が慣れている仕事か(以前、類似の仕事をしたことがあるか)
店長さんの名前を知ったら、その人をFacebook, Blog, X(Twitter), YouTube で検索する。コンビニに働くならば、“コンビニ”“つらい”“賃金”というように検索するといい。その語だけを検索したいときは引用符で囲む。「学校教育」では「学校」、「教育」も検索する。しかし、”学校教育”と囲むと「学校教育」だけ検索をする。
リサーチはいろいろな面で使われている。意識している、意識していないにかかわらず、リサーチを行っている。そのリサーチを方法的に内面化してはっきりと意識上にもたらすことが大切である。

課題3「卒業論文」を書く。

辞書で「レポートを書く」ことと「卒業論文を書く」ことの違いを調べる。レポートと論文、随筆、エッセイの違い。文を書くとは何か、と基本から考える。
自分の書いた文章(授業の課題レポート、報告書など)は捨てないで取っておく。それは一生続ける。分類は、年月で分類する。をためておく。データとしておく。例えば、私は、この資料は、「2023-02-25リサーチの方法(授業配布資料)」と名付けて保存する。月日に並べておくのが一番分類しやすい。2月は02としてゼロを活用する。この資料ならば、次年度に再利用する。改訂することで、学生に分かりつらかった部分を修正する。
Word を用いる。これから紙として残すならば、A4に統一する。たとえば、電気品のマニュアルは形が不揃いなので、A4にまとめてコピーし直して、スキャナーして残しておく。

課題4「就職」をする。

自分の適性を考える。自分はどのような性格か、自己発見をする。自分は何をしたいのか。書道の先生か、図書館に勤務したいのか、すぐに社会に出ないでしばらくは様子見か。
どのような会社があるか。自分の短所、長所を見つける。自分の家族関係を考える。
就職先を調べる。先輩の口コミを聴く。給料を調べる。会社・業界の将来性を考える。訪問をする。面接の仕方を研究する。

課題5 「常にリサーチをする」

就職したら次から次とリサーチが必要となる。課題が与えられる。言われたことだけを行う、というレベルから一段アップする。
日常生活でもリサーチが必要となる。子どもにいいミルクは何か、育て方のこつは、親の介護施設はどこがいいか、生命保険は何がいいか、などなどリサーチの連続である。
PDCAとは「Plan(計画)・Do(実行)・Check(検証)・Action(改善)」
Plan:計画を立てる Do:実行する Check:評価する Action:改善する
ビジネスや個人の目標達成に関して、PDCAの考えは有効である。このPDCAのサイクルを回すことで、常に、問題点を改善しながら、目標達成に進むことができる。
1つ1つの経験から学び(気づきや教訓)をつかみ取り、着実に成長していく生活態度である。

課題6 「記録する」

スマホ、タブレット、ノートパソコン、デスクトップ、一番手軽に使っているのはスマホである。コピーやペーストの機能をよく使うこと。
スマホを持っている。記録する。自分のアイデアを記しておく。バスの時刻表を写真で記録しておく。