以前の『言語21世紀塾』に掲載されていたデータのうち、アクセス数の多かったものを新『言語21世紀塾』にも掲載しようとしたが、どうもそのデータが見つからない。ブログに関する専門的な知識のない人間が、ブログの全面的な模様替えを行おうとして失敗したことになる。

以前の『言語21世紀塾』を開設したのは15年ぐらい前のことだ。その時の自分の関心が、かなり変化しているようだ。今、一番関心を持っているのは、あるいは心配しているのはと言ってもいいかもしれないが、AI技術の途方もない速度での進歩である。1995年にWindows 95 がオープンして、インターネットが普及しはじめた。そして、スマホの普及も大変なインパクトを与えたようである。このデジタル技術の進展で、街中から、写真屋、ビデオレンタルショップ等が消えた。そして、今、新聞、本屋が消えようとしている。

人間が利用するデータは主として目(視覚)と耳(聴覚)である。もちろん、味覚、嗅覚、触感も含まれるのであろうが、今のところは視覚と聴覚だけでいいだろう。これらがすべてデータに、つまり2進法を用いた0と1だけに分解できるのだ。それは驚異的なことである。おそらく、我々の脳内の働きも、0と1だけに還元されるのだろう。つまり電流がオフかオンということだけで、われらの意識は生じているのだろう。そうなると、将来方向としては、AIも意識を持つことになるかな。道は遠いように見えるかもしれないが、科学の突然の飛躍があり、案外と実現するかもしれない。

AIと人間との戦い、映画『ターミネーター』の中での出来事が現実化するかもしれない。心配でもあるし、何かバラ色な未来をもたらしそうな気もするAIの発展である。